casa-M(カーサ M)
- casa-M
- 住所:大阪市中央区南船場 1-11-19 プレサンス心斎橋ザ・スタイル 1F
- TEL:06-6262-1885
- 定休日:未定(2009-5月中は無休)
- 営業時間:18時〜23時(LO)

ブルディガラ ハービスプラザで長く支配人をされていた山田さんの開いたレストラン&ワインバーです。お店はカウンターとテーブルあわせて 14席という、こじんまりとしていますが、料理もしっかりしているし、何よりボルドーワインの値付けが安く、品揃えもすばらしい。
サービスはブルディガラ ハービスプラザで長らく支配人をされていた山田さん。料理は同じくブルディガラ ハービスプラザでスーシェフをされていた久保田さんということで、息のあったコンビネーションが楽しめます。
今のところコースメニューを中心に、ア・ラ・カルトもいくつか用意されており、バータイムには単品でワインを楽しむこともできる模様。料理はブルディガラと似たものもある。たとえばサーモンのティエド、パテ・ド・カンパーニュなど。
コース料理はアミューズ、前菜、魚、肉、デザート、コーヒーで¥6900(税、コペルト込み)。一品一品、手が込んでいて上品でこの値段ではお値打ち。ただ、量は少なめなので、しっかり食べたい人は何品か追加した方がいいと思う。
ア・ラ・カルトでのオーダーも可能だが、シェフ一人で作っているので、料理は揃えてあげたほうがいいでしょう。
ワインバーも兼ねているだけあって、小さいお店ながらワインは豊富で、とくにボルドーの品揃えがすばらしく、1970 年代からの古いヴィンテージも揃っていて、何より。その値付けが安い。1981 のCh モンローズが ¥24,000 。90年代のヴァランドローも¥60,000 を切っている。この辺、ブルディガラの一時代を思い出します。
チーズも専用の冷蔵庫で熟成されたものが用意されていて、小さいながらもワインを楽しむ人には、ありがたいお店だと思います。
店には保湿されたショーケース(鮨屋のネタケース)が用意されており、ゆくゆくは、そこに素材を置き、その中から色々選んで料理してもらえるようにしていきたいとの事で将来が楽しみにな、お店です。尚、梅田からタクシーに乗れば、¥1600 くらいで到着しますので、北からのアクセスにはタクシーが便利かもしれません。
では、お料理の紹介を。

アミューズはカリフラワーのムースを下に、上に海鮮系のジュレを。海鮮系のジュレもさることながら、カリフラワーのムースが美味しい。アミューズから凝っています。

パンはドライトマト風味のオリーブオイルで。さすがにパンは一種類だけ。でも十分、美味しい。

前菜は自家製シャルキュトリーの盛り合わせ。パテ・ド・カンパーニュ、豚バラの塩漬け、生ハム、テッテ・ド・フロマージュ(豚かしら肉の煮こごり)、ブータンブラン、鴨スモークなどなど。パテはブルディガラとほぼ同じ感じ。テッテ・ド・フロマージュも美味しい。これを出してくれるのはうれしい。そしてブータンブラン。今度はブータン・ノワールにも挑戦してもらいたいところです。

追加でサーモンのティエド。ブルディガラでは必ずオーダーしていた品。

魚料理はイサキ。ジャガイモのジュリエンヌをまとってポワレされており、ソースはノイリー風味のヴァンブラン的なもの。フュメ・ド・ポワソンの味がしっかり出ていて、上出来。
ただ、もう少し量が欲しいところです。

メインは牛頬肉の赤ワイン煮をパイケースに詰めたもの。手が込んでいます。小さいお店だけど、ビストロ的な料理ではなくオート・キュイジーヌに近いものを出していこうという意欲が感じられます。肉はしっかり赤ワインを吸い、ソースの切れもあり、赤ワイン煮としてはかなりの出来栄え。Ch モンローズ 81 ともなかなか楽しめました。もう少し果実味のある赤ワインの方がいいと思いますが、ここに来たらマリアージュより、オールドヴィンテージを楽しみたくなるので。
これも量は少なめだけど、全体を通して、¥6900 という値段を考えると立派なもの。

追加でネタケースにあったイチボ肉を炭火でグリエし、野菜、サマートリュフをふんだんに乗せた皿。肉が見えませんね。
サマートリュフもしっかり香り、この前、私が使った中国産トリュフとは大違い。肉もしっかり赤身の味がして美味しい。よく考えればこの料理はブルディガラ時代にもありました。

チーズ盛り合わせ。しっかり熟成されたチーズ。トロトロのエポワスと同じくシャウルス。シェーブル、ブルーチーズなどもあり、チーズの種類が多く熟成されているものが置いてあるのはとてもうれしい。

デザート。これもしっかり作られています。一人で全部されているので、さぞ大変でしょう。
厨房も狭く、この状況下でこれだけのものを作れるのは素晴らしい。
ワインの写真はありませんが、白はサンヴェラン、赤は先に述べたモンローズ 81。その他、ボルドーワインは壮観です。