オリンピック放送に物申す
本日はオリンピックの放送についてです。
まず、根本として私にとってオリピックとは日本人選手の活躍を見るという要素は含まれていることは確かですが、それ以上に世界のトップクラスのアスリートの素晴らしい演技や競技を、普段、目にしないスポーツを楽しむことであるという前提で、以下の意見を掲載していますことを、ご了承ください。
日本人選手の活躍を見たいだけという方には、以下は違和感を感じられるかもしれません。
さて、日本柔道、とくに重量級男子が二階級連続で二回戦負けを喫しましたが、この後のテレビ放映について、これでいいのかと思えることがあります。
柔道の不甲斐なさについても、様々な意見がありますが、ひとまずはこれには触れないでおきます。
まず100Kg級は、二回戦のあと準々決勝あたりまでの放映を取りやめ他の競技になってしまいました。ただ、これは視聴率が関わる民放なので、我慢出来ますし、ある程度仕方のないことでしょう。
それでも、国技並みの扱いをし、日本発祥のスポーツである柔道の放送を取りやめていいのか。ということです。
もし、日本人選手が勝ち進んでいれば、同じ時刻に他の競技で日本選手が活躍していても、それがマイナーな競技であれば無視されたでしょう。(メジャー競技、例えば水泳などは他の局が放映権を持っているでしょう)
日本発祥の競技を、きちんと放映する義務が放映権を取ったテレビ局にはあるように思えますが、前述しましたとおり民放は、致し方ないと思えるところはあります。
それでも、民放は録画になっていたと思えますが、準決勝、決勝の試合は放映したと記憶しています。
問題を大きく感じたのはNHKです。100Kg超級のあった日は、友人と酒を飲みながら歓談していたため民放は見ず、深夜放送されるNHKを録画しながら、食後酒でも飲みながら見ようとしたのです。
おっかけ放送(録画中の番組を最初から見る方法)で見始め、三位決定戦、準決勝と見た後、女子の決勝の放送の後、男子の決勝だ。と思っていたら、急にアーチェリーに切り替わりました。
あと5分程度、延長すればよいものを、なぜ、国営放送が日本発祥の競技を放映しないのか。二人とも怒り心頭になりました。
NHK は視聴率に関係しない番組を作ることができるからこそ、受信料を取るわけで、視聴率優先主義にするなら受信料を取るなと言いたい。
まだ、ゴールデンの番組なら分かりますが、深夜帯。どうせ早朝まで放映するのだから、あとたった5分、延長することは可能なはずですし、そもそも、そのように時間を取ってあるはず。
そして、日本人がメダルを取ったアーチェリーは、夜が明けてから民放もNHKも再放送をするでしょうし、実際、NHKではやっていたと思います。
しかし、男子柔道決勝はNHKのネット中継のみ。
放送しないなら、また録画中継に関しては放映権を放棄してもらいたい。そしてCSなどで全試合放送などを認めてもらいたい。(IOCとの関連があり、ここは難しいかもしれませんが)
この後も競技は続きますが、オリンピックは世界の最高峰のスポーツの祭典。日本人中心になるのは仕方がないとしても、決勝などの重要なシーンをカットするような真似は興ざめするところです。
NHKが視聴率に媚るような番組を制作することも、大いに問題だと思えます。(昨今、このような傾向にあるように思えますが)
せめてBSは終日オリンピック放送として、日本人以外の活躍をなるべく見せるようにしてもらいたいところです。