ピッツェリア トリケラで母の日を
- ピッツェリア トリケラ
- 住所:兵庫県 西宮市下大市西町1-27 ニュー門戸ビル1F
- TEL:0798-53-9040
数年前、芦屋でシェフをしていた若い料理人の料理が好きで、よく通っておりましたが、一時期、百貨店の中のレストランに移動し、そこは 20:00 閉店という状況で、食べに行くことが出来ませんでした。
が、今年の4月から、西宮のこの店にシェフとして迎えられ、かなり自由にやらして貰っているとのことで、以前のような料理を作ってくれと頼み、母の日に伺いました。
料理は全てア・ラ・カルトでオーダーし、取り分けて楽しみました。
前菜の盛り合わせ
サラミやシャルキュトリ、調理した野菜など、
芋のテリーヌとラルド
中央が芋のテリーヌ。甘みがあります。周りの白いものがラルド。豚の脂身です。
白アスパラのソテー
季節柄、白アスパラがあり、ソテーしたもので。
モッツァレラ・ブファラーのスープ仕立て
モッツァレラをスープ仕立てにしたもので、これは、素晴らしかった。
牛乳とアンチョビを使っているとか。
マルゲリータ
ピザ専用の釜がある店なので、ピザを。
オレキエッテ 本当は、エスカルゴみたいな乾麺に、野菜をつめて出すそうですが、時間がかかるので、手打ちのオレキエッテで。
コチのアクアパッツァ
コチが入っているとのことで、お任せでアクアパッツァに。ここまでを、ブラン・ド・ランシュバージュで。
仔牛のマレンゴ風
これは芦屋の店の頃から食べていた一品。ここから、ロングヴィルバロンを。
鴨のコンフィ
これも芦屋の頃の定番で、予約の時に用意しておいてと頼んだもの。
豚足と白インゲン豆の煮込み
以前の芦屋の店の名物がカスーレでした。ソーセージとかが入手できないということで、似たような感じで豚足を使って、白インゲンと煮込んだ料理を。
牛ほほ肉の煮込み
煮込み系も予約しておき、作って貰いました。
シャリアピンステーキ
FB にシェフがアップしていたものも、美味しそうだったので、予約。
タマネギのソースに、ピザ釜で焼いたタマネギ。
仔羊のカツレツ
まだ、私の赤ワインが残っていたので追加したもの。仔羊を伸ばしてカツレツにし、ペコリーノをかけた一品。
パンナコッタ
母が頼んだパンナコッタ。
芦屋時代に近い料理に加え、新作もあり、全体的に量も多く、そして何より安い。
これだけ食べて、グラスのヴァンムスー 2杯、グラスの赤 2杯、コーヒー、ワイン持ち込み料、母が買ったお土産のピザ 1枚含めて、¥30,000で、収まりました。
彼が、ここで自由にさせて貰っている限り、かなりの頻度で使うことになりそうです。少々の無茶も、言いやすいし、その成長を確認する楽しみもあります。
辻静雄氏のパリの料亭、ヴィヴァロワの項目に、ナオミ・パリー女史の言葉が載っております。
”私は何事によらず注意深い人は好きではない。(中略)料理人の仕事も若いうちに、この人はと思う料理人に入れあげる情熱が、真の美食の道につながると信じて疑わない”
私にとって、ナオミ女史の言う若い料理人が、彼に相当するのかも知れません。